🧭9/5 勘違いから最悪へ――誤解の連鎖を断つために

ハドソン・パートナーズ・米国株式市場

昨日、9月4日、

🧭9/4 アメリカの政治、金融のこと―ーもう、勘違いはやめましょうよ・・・」

と題して、11分間の限定音声配信をさせていただきました。

そこでも、限定音声配信投稿時の冒頭の文章で述べましたが↓

私たちが陥りやすい「勘違い」は、多くの場合、物事の根っこを知らずに、表層をなぞるだけで理解したつもりになることから生まれます。

見かけの一断片をサーフィンすることは容易です。しかし、それでは本質に届かず、誤解や錯覚を繰り返すだけです。

もう、勘違いを続けるのはやめましょう。

「そもそもは何か」という問いを立て、その根を知ろうとする姿勢こそが、真の理解への第一歩です。

 

9月4日のアメリカ(米国)株式市場を見ながら、なんらか、いくつかコメントなどをふと見ておりましたら(アメリカに関することにおいて、日本語になっているコメントは私一切、全く見ませんので私にはそもそも日本語でどう語られているのかは全くわかりません)。

が、結構、アメリカの、世間、ちまたで、誤誘導と言いますか、誤解を招くようなコメントを目にすることがあり、個人的には、その結論への飛躍ぶりに、唖然、驚愕してしまいました。

まことしやか、なんですよね――語り口が(笑)。

昨日の11分間の限定音声配信の内容そのものとは、これは全く別の内容ですが。

すでに、アメリカの複数の当局からも、当局者たちも、そして、アメリカ、ウォール街で、すでに、とっくに、広く認識されている政策論点というところであるにもかかわらず、そういうことが無視されて語られてしまう風潮。そして、プロセスをすっ飛ばした極端な結論への到達には、頭を抱え、首をかしげてしまいます。

勘違いを避けるという姿勢を欠いたまま情報を伝達、授受すれば、「伝言ゲーム」のように表層的な断片だけが切り取られ、歪んだかたちで広まっていきます。

そこから生まれるのは、無自覚な勘違いであり、時に人を誤った方向へ導く誤誘導です。その連鎖が重なれば、事実がねじ曲げられ、本来あるべき判断や行動を誤らせる危険さえあります。

worse comes to worst──勘違いが誤誘導を呼び、誤誘導がさらなる混乱を生むような世界に陥ってしまいかねません。

まあ、世間、一般にそういうことは往々にしてあるのでしょうが、間違いなく避けたいことです。

だからこそ、表層的な理解や安易な伝達に流されるのではなく、その危うさを自覚し、避ける姿勢が欠かせません。

 

プレミアム会員の皆さま、

今日でも、明日でも、この週末でも、来週早々でも、いつでもかまいません。

皆さまに、ちょっとしたお時間がございます折に、ぜひ、この8月22日に記しておりますブログ「※特筆事項」の本編を、リマインダーとして、いま一度、今後のために、じっくり、ご覧になってください。

ごく普通に考えて、良いことでも、悪いことでも、私たちの力を超えた「beyond me」の事柄についてはコントロールすることはできません。これは、uncontrollableです。

けれども、controllableなこと、あらかじめすでに広く認識されていること、あらかじめ想定できること、自らの手で備えうる範囲のことについては、怠らずに、それをマネージしていかなければなりません。

避けられないものを受け入れる姿勢と、避けうるものを確実に管理する姿勢。この両立こそが、健全なリスク対応の基本でもあります。

伝言ゲームのように断片だけが独り歩きした情報や、必要なプロセスをすっ飛ばした早計な結論、思い込みに満ちた飛躍した解釈に惑わされてはなりません。

その先にあるのは、誤誘導に引き込まれ、誤った道を選びかねない危うさです。

だからこそ、ハドソンボイスとしても、ハドソンサークルのプレミアム会員の皆さまにおかれましても、私たちは、一見もっともらしい断定に流されず、筋道を確かめ、冷静に見極める姿勢を保たなければならないと思います。

 

 

 

🧭8/22 アメリカ金融市場「※特筆事項」

 

🧭8/22 アメリカ金融市場「※特筆事項」
🧭8/22 アメリカ金融市場「※特筆事項」:プレミアム会員の皆さまに、じっくりとご覧いただきたい、「※特筆事項」として記している特筆記事です。