本日は、直近のブログ6本のURLを以下にご紹介しています。
プレミアム会員の皆さまへ
5月29日(木)の米国株式市場が終了いたしました。直近でも有料部分のみで特に、市場の本質と構造を深く見通すための視座と構造分析、焦点、そこから導き出されるヒントをお届けしてまいりました。
下記にご紹介する直近6本のブログ記事(いずれも有料部分)では、それぞれが独立した分析であると同時に、相互に有機的につながっており、現在のリスクアセットや米国株式市場を見通す上での「土台」となる根本からの考察です。
また、5月26日に配信されたハドソンボイス第4回プレミアム深層解析対談(本編有料1時間)では、表層的なニュース解説などとは比較にならないほど、法律から政策・現状・経済・市場・金融の本質を見極めるための深層解析を、深~く、深~く、行っております。元財務大臣政務官の精緻で、鋭利な研ぎ澄まされた指摘と見立て。
ここ数日間、特に一昨日、昨日のブログともあわせてご視聴・ご購読いただければ、日本・アメリカそれぞれの現状、法律から政策、経済、金融市場——そして、日本および米国のリスクアセットを読み解く「解像度」は、さらに一段、二段と高まっていた、いく、のではないかと拝察いたします。
私たちは、真に深い洞察を求める探求者の皆さまのための静かな羅針盤であることを願っています。
社会の第一線で、日々、ご活躍される皆さまにおかれましては、もちろん、なにはさておき、きわめてお忙しいことと存じます。
その「耳」と「目」に届く、精緻なインサイトとして、時間をぬって、最大限に、「耳」と「目」から、ご活用いただけましたら幸いです。
もし、まだご視聴・ご購読されていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ公式サイトにアクセスいただき、各投稿にログインのうえ、プレミアム会員限定コンテンツをご確認ください。視界が澄み渡る感覚をご実感いただけることと思います。
もちろん、この場は、言葉の綾や情報の奔流に流されることなく、本質を見極めようとする方々のためにあります。表層ではなく核心を捉えるまなざしを持ち、静かに深い関心と熱を抱く読者・聴者の皆さまにこそ、この場の声が届くことを願っています。
本日は、これまでからの一連の流れを踏まえながら、あえて基本に立ち返り、ごく基本的な考え方について触れたいと思います。
一見すると当たり前のように思えることも、実はそれをしっかりと認識しておくことこそが、この先を見極めていく上で、非常に重要になるからです。
🧠あふれるノイズと距離を置き、自分の頭で深く考える。そのためのサポートを手に入れ、自分自身の目に見える成果をつかみ取る時間を大切になさっている皆さまへ。
コンパスを持っているか?——米国株式市場を読み解く「基本の考え方」
迷ったときに必要なのは、地図ではなく“コンパス”
人が「迷った」と感じるとき、それは現在地が分からなくなったのではなく、「どこを目指しているのか」を見失っているのかもしれません。
米国株式市場を読み解くこと、相場の動向を見極めること、リスクアセットのポジションを考えること——これらは、地図のない山を歩く行為に似ています。
マーケットの風景は日々変わり、昨日まで見えていた視界が、今日は霧に包まれる。そんな不確実性の中で、一歩を踏み出すために必要なのは「完璧な地図」ではありません。
答えは、「考え方という名のコンパス」です。
完璧な地図は存在しない——だからこそ“軸”が必要
市場には、すべてを網羅するような地図は存在しません。しかし、自分の立ち位置を見極め、方向感覚を保つための“思考のコンパス”を持っている人はいます。
これまで、有料ブログの中で、米国株式市場の潮流や金融・財政政策、リスク資産の位置づけについて深掘りしてきました。それぞれの投稿は、「見えない地形の中でどのように方向を定めるか」という問いに対するヒントであり、一つひとつが相場観の地盤を形作っています。
今あらためて、基本の視点に立ち返る理由
本日、あえてその“土台”となる「基本の考え方」に立ち返ります。
なぜ今、それを語るのか?
それは、市場が難しい局面にあるときほど、人は「基本」を見失いやすいからです。
たとえ視界が晴れていても、根本的な方向感覚(=軸)が失われていれば、相場という山道では簡単に足を踏み外します。
市場を読むために必要なもの——シンプルだが骨太な視点
今後、米国市場がどのように動こうとも、FRBの金融政策や政権の財政政策がどう変化しようとも、それらを評価するためには「軸」が必要です。
この「軸」は、難解な専門用語や短期的な数値トレンドだけではなく、シンプルだが本質を突いた視点からも生まれます。
プレミアム会員の皆さまとともに——深く、誠実に共有する視点
有料パートでは今後も、「その軸をいかに見出し、どう維持するか」について掘り下げていきます。
なにの、どこを、どう見るのか。
何に気づくのか。それをどう役立て、目に見える自身の成果につなげるのか。
——それらを重んじるプレミアム会員の皆さまとともに、深い視座を真摯に共有してまいります。
🧭 相場に向き合うための「コンパス」を手に
「地図のない山を歩く」ような相場環境において必要なのは、正確な未来予測ではなく、自分の考え方という名のコンパス”を持つことです。
ハドソン・パートナーズ・クラブでは、こうした視点を共有するコミュニティとして、これからも価値ある洞察を提供してまいります。
本日は、あえてごく基本的なお話に立ち返っております。と申しますのも、こうした当たり前のことを、たとえば現実社会のとある席などでさりげなく尋ねてみますと、多くの場合、返ってくるのは沈黙か、あるいは答えのようでいて答えになっていない言葉の連なりということもございます。
この数年、「知っているふり」が「考えていること」と混同されがちな時代になりました。見かけの動きに夢中になるあまり、その背後で何が起きているかには関心を持たない。あるいは、答えの出しやすい問いばかりを選び、答えづらい問いに向き合わない——そんな光景をよく目にします。
価格というのは、たしかに派手で目を引きます。日々変動し、皆で一喜一憂しやすい性質を持っています。けれども、その価格を支える仕組みや背景、つまり土台となるものは、目には見えにくく、変化も緩やかです。そこにこそ、物事の“重さ”が宿っているのですが、どうやら昨今は、その重さよりも、軽やかで消費しやすい話題のほうが好まれる傾向にあるようです。
それもまた、一つの現象として静かに見つめるべきものかもしれません。ただ、そうした軽快な情報の海の中で語られることを、「金融」や「経済」と呼ぶことには、どこか微かな違和感を覚えます。もしかすると、そこは似て非なる、まったく別の世界なのかもしれません。
その世界では、ときに真偽の定かでない話や、検証なき成功譚が溢れ、他人の成果の断片をなぞれば自らも報われるという幻想が、無防備な心にすっと入り込んできます。軽快さと親しみやすさの名のもとに、誤った助言や不確かな情報が当たり前のように飛び交い、その影響で生まれる錯覚と連鎖。それらが醸し出す空気に、この場は、注意深く距離を置いています。
本質を見極めようとする静かなまなざしと静かな知をもって探求なさる皆さま、今日は、「なぜそれが重要なのか」「その変化が何を意味し、なにをもたらしうるのか」といったことについて、言葉を慎重に選びながら、あらためて基本に立ち返ってみたいと思います。
これは決して退屈なお話ではなく、「知っているつもり」の世界と「実際に知っている」世界の間に横たわる、静かな断層を見つめる試みでもあります。
思慮深く世界を見つめる皆さまにおかれましては、世の中にあふれる“情報のつもりの言葉”や、“思い込みがつくった即席の専門性”と出くわしても、きっと驚くことなく、静かに微笑みながら、すっと受け流しておられることでしょう。
「ノイズ、事実の羅列、情報の羅列とは距離を置き、市場の声に耳を澄ます——」
本ブログは、人がこう言う、ああ言うといった主観的な言説や、単なる事実・情報の羅列とは一線を画します。このブログが、よりどころとするのは、金融市場そのものが発する“声”です。
市場は、時に静かに、時に激しく、しかし常に誠実に、世界の本質を映し出します。そこにこそ、真の示唆と深層のシグナルがあるのです。
“Markets can remain irrational longer than you can remain solvent.”
— John Maynard Keynes
(市場はあなたが支払い不能になるよりも長く非合理であり続けることがある)
この警句は、市場がいかに独自のロジックを持ち、人間の理屈を超えた動きをするかを示しています。そしてまた、だからこそ、私たちは市場に問いかけ、市場から学ぶのです。
人の言葉ではなく、市場の動きそのものが、世界の変化を最も雄弁に物語ってくれるのです。
このブログは、そうした姿勢を根幹とし、表層のニュースや意見に惑わされることなく、市場を通じて対話する空間を目指しています。
表層から深層へ。現象から本質へ。ここに集う読者の皆様と共に、鋭く、静かに、真実を見つめていきたいと考えています。
そして本日は、そうした基本姿勢に立ち返り、金融の原理と本質に、あらためて静かに焦点を合わせます。
軽薄な“金融ごっこ”や、思い込みや一方的な決めつけに彩られた情報の羅列とともにただ流されていく喧噪の劇場とは、異なります。
市場が語る根源的なメッセージに耳を澄ますこと——それこそが、本質を見極めるための確かな起点なのです。
なお、現在、直近のニュース報道等から、アメリカの専門家の間で広く話題となっている(「法案」ではなく)「法律」、そちらそのものについては、すでに4月26日付の当ブログ有料部分で詳細に論じております。
プレミアム会員の皆さまにおかれましては、すでに、ご承知のことと存じますが、今一度、当時のブログをお目通し、ご確認いただけますと、より一層ご理解が深まるものと存じます。
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