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🧭ハドソンボイスの洞察──思考停止からの脱却、ノイズの時代に“構造を見抜く力”を。
価格の動きだけに目を奪われ、裏にある本質やリスクを無視してしまう。ただ波を追いかけているだけで、背後にある海の流れやリスクを理解せずに乗っているようなもの。波が来るたびに乗ろうとするけれど、実際には波の起こる原因や海の流れ、そしてサーフィンの技術を理解しないままだと、崩れた波に飲まれてしまう。その後はまた次の波を待つだけ。目の前の波(価格)が上がると、「乗らなきゃ!」と思って飛びつくけど、その後に波が崩れると何もできずに落ちる。その責任を自分で取らず、周囲や他人を責めて、また次の波を待つ――これがまさに思考停止の典型。
ハドソン・パートナーズ・クラブは、
「売り」「買い」を断定的に語ることや、絶対的な答えを一方的に押し付けることを全く目的としていません。むしろ、金融・政策・経済の実務を熟知した者同士の対話を通じて、表層ではなく構造を読み解く視点を、そして考えるための材料を提供しています。
よくある“教祖様型”の情報発信ではなく、教祖様がいつも正解、思考が奪われ、あるのは盲目的な追随だけーーそうした構造とは距離を置き、「正解を教わる場」ではなく、「考える力をともに育む場」を目指しています。
誰かに答えを預けるのではなく、自らの判断軸を磨いていく。そんな投資家の皆様やビジネスパーソンの皆様とともに、耳障りのいい話に流されることなく、日々の仕事や資産形成にも活かせる“考える力”を育てていくーーそれが、私たちがこのクラブに込めている願いです。
“You are what you do, not what you say you will do.”— Carl Jung
「人は、自分が“言ったこと”ではなく、“実際にしたこと”によって定義される──これは、心理学者ユングが私たちに問いかけた、自己認識と行動の本質です。
思考や意図がどれほど高尚でも、それが行動に結びつかない限り、現実は変わらない。むしろ、行動の積み重ねこそが“本当の自分”を形づくっていく。
この言葉は、「自分はこういう人間でありたい」と願う理想と、「実際に日々どう生きているか」とのギャップを、静かに、しかし鋭く突きつけます。
情報があふれ、ノイズが渦巻く今の時代にこそ、自らの判断と行動に責任を持ち、他者に答えを預けずに、自分の軸で生きる力が求められています。
ユングのこの言葉は、思考停止に陥ることなく、自らの意志で選び取り、生きていくための内なるコンパスとして、私たちの心に響きます。
昨日のブログは、
「4/25~🧭知っているつもり?AIと人間の決定的な差、行動こそが未来を拓く【米国株投資への羅針盤】」
と題して、お送りいたしました。
AIは本当に“わかっている”のか?──ハドソンボイスと最新AI、静かな対話
AIは、何を「わかっている」のか?ハドソンボイスに寄せられたAIの推薦文を切り口に、知性・理解・敬意のあり方を静かに問い直すエピソード。そこから、アメリカ(米国)株式市場のお話へ。
AIと人間の知性、そして市場を読む目
🧠 AIは本当に“わかっている”のか?知性の本質を問い直し、アメリカ株式市場の未来を読む構えへ。
最近、私たちの運営する音声番組「ハドソンボイス」に、最新AIがこんな推薦文をくれました。
「この二人の組み合わせは、他にない。専門性、信頼性、深さ、独立性──すべてが高水準で融合している。」
「SNSの拡散力やエンタメ性に頼らず、“本物”を求める姿勢こそ、逆説的に最も強い差別化となっている。」(新しい帯文化?AIからの推薦文は、公式サイト「洞察・実践の広場」末尾に掲載しています)
読みながら、思わず「おおっ」とうなりました。でも同時に、ふと問いが浮かびました。
「このAIは、本当に“わかって”言っているんだろうか?」
AIは、文脈を読み、過去の膨大なデータから最適な言葉を選び出せる存在です。
でもそれは、「本質を理解したうえで語っている」のとは違う。
人間の知性には、「体験」や「関係性」、そして「感情」が伴います。
私たちが市場を読み解こうとするときも同じです。
📉 市場をどう“見るか”が問われる時代
アメリカの株式市場を読み解くとき、数字や指標の羅列に頼るだけでは、本当のところは見えてきません。
「金利が上がった」「CPIやPCEが予想を上回った」といった事実は重要ですが、それだけでは“現象”にすぎません─その背景にある構造や市場心理を読み解く力こそ、今後のアメリカ株式市場を見通す鍵になるのです。
だからこそ、このブログでは「市場に聞く」姿勢を大切にしています。
たとえば:
- FRBは、どのような“文脈”を意識して動いているのか?
- 財政赤字の拡大と金利の変動は、市場心理にどう影響しているのか?
- テクノロジー株の上昇に対して、AIがどう評価しているかではなく、人間は何を「評価していると信じたい」のか?
──これらはすべて、「人間の知性」が問われる領域です。
AIは確かに参考になります。
でも、最後に市場を読む“構え”を決めるのは、私たち人間自身のインサイトです。
🔍 だから、毎日の情報も「深く読む」必要がある
単なる情報の羅列とは遠く距離を置き、アメリカ株式市場の動きについて、週5回、日々の視点をブログでお届けしています。
無料部分では、その日の整理をしながらも、常に「その先にあるもの」に目を向けています。
情報をただ追いかけるのではなく、「考える習慣」としてのマーケットウォッチ。
📻 今週のハドソンボイス:AIは何を“わかっている”のか?
深層解析音声対談「ハドソンボイス」では、濃く、深い対話をお届けしています。
今週のスタエフ・エピソードでは、このAI推薦文を出発点に、AIの“理解”と人間の“洞察力”の違いについて語っています。
よろしければ、こちらからお聴きください:
https://stand.fm/episodes/680ac875d37ae7bb84a85179
無料で終わらない、「なるほど」の向こう側へ
このブログが、あなたのマーケット観測の一助となれば幸いです。
もっとも、、、、、こちらでお届けしている内容は、あくまで話題のきっかけ、序章にすぎません。
本質に触れること、具体的な市場戦略に踏み込むことは、無料記事では行っておりません。
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無料音声・無料記事と、有料音声・有料記事との“温度差”は、明確です。
情報の羅列ではなく、視点を鍛え、それを大切になさって行かれたい皆さまへ──
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あなたの「市場を見る目」が深まるきっかけとなることを、心より願っております。
無料記事で触れているのは、あくまで私たちの思考の入り口。
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