🧭8/29 ハドソン・フラッシュ――時間軸なき言説は、ノイズにすぎない

ハドソン・パートナーズ・米国株式市場

8月28日(木)のアメリカ(米国)株式市場を見ておりまして。

7月1日から、7月中に詳細を各ブログで述べ、7月17日の第8回ハドソンボイス深層解析対談(元財務大臣政務官 x 元外資系金融機関金融実務者)、音声配信で明確に述べさせていただきましこと・・・・・まさに、アメリカ(米国)株式市場に対してのことでございましたが、

静かな・・・心の中の叫びとして、

ときに、I told you so.(ほらね!)というようなこと、言って見たくなるときがあります(笑)。

そしてまた、政治、政策、物事の流れ、経済、金融、市場、とくに、日本のことにおきましては、元財務大臣政務官は、対談のたびごとに、I told you so.(ほらね!)と言って見たくなるのではないかと、まさに推察し、想像する、今日この頃でございます(笑)。

 

プレミアム会員の皆さまにおかれましては、ハドソンボイス深層解析対談をご視聴いただきながら、7月中、8月中の各ブログ内容詳細、昨日までに記しております、ハドソン・ブログ、ハドソン・フラッシュを、ぜひ、時間軸というものをあわせて意識されながら、

そして、「話を飛躍させない、各ステップ、プロセスをひとつずつ押さえ、吟味しておく」というところから、じっくりとご覧になっていただけましたらうれしいです。

 

🧭8/29 ハドソン・フラッシュ――時間軸なき言説は、ノイズにすぎない

 

仕事も市場も緻密ですよね。

緻密なビジネスの世界において、そしてまた、緻密な金融市場を読み解く上で、時間軸は、きわめて重要な要素です。

 

世間一般では、会話の中で「折り返しご連絡いたします」という表現がよく使われます。

 

世間一般によく耳にする「折り返しご連絡いたします」というこの言葉も、時間軸が明示されなければ、その意味は曖昧なままです。

 

親しい友人や、常日頃から意思疎通ができていそうなビジネスパーソン同士であれば、また別かもしれませんが。

その「折り返し」が10分後、10分うちに、なのか、30分後なのか、6時間後なのか、あるいは翌日の○○時までなのか、それが明示されないことが少なくありません。

きわめて大切なスピード感、時間の感覚を具体的に明確に示さないというのは、

しばしば「時間軸を意識する訓練を受けていない」ことの表れでもあります。

もちろん、そうした機会がなかったのかもしれませんが、

仕事やビジネス、そして金融や市場の世界においては、時間軸の明確化は極めて重要です。

予測や解説についても同じことが言えます。

本当のプロの専門家同士であれば、短期、中期、長期などの期間の正確な定義を共有している場合も当然ありますでしょうが、世間一般に向けた情報において、時間軸が欠けている予測は往々にして説得力を欠きます。

残念ながら、このような時間に対する感度の欠如は、多くの無益な誤解や不確実性にさえつながりかねません。

経済、金融や市場の解説、予想において、時間軸を伴わない言説は、その価値を著しく損ないます。なぜなら、プロフェッショナルな議論は、常に明確な時間軸の上で成り立っているからです。

私たちの「ハドソン・フラッシュ」「ハドソン・ブログ」、そして「ハドソンボイス深層解析対談」において、時間軸を意識することは当たり前のことです。話題にさえ上りません。

そもそも、ビジネスの基本中の基本から考えますに、

●punctuality(時間厳守)とaccuracy(正確性)は、ビジネスの基盤ともいえる要素です。

・時間厳守(punctuality)は、相手への信頼や尊重を示す基本。時間感覚が曖昧なやり取りは、信用を損なう大きな要因になり得ます。

・正確性(accuracy)は、意思決定や成果の質を左右します。数字や情報に誤りがあると、その後の判断がすべて狂ってしまいます。

この二つは「プロフェッショナリズムの両輪」であり、どちらか一方が欠けても、持続的な信頼関係や成果にはつながりません。

 

 

そして、私たちの対談の中で、しばしば取り上げられる言葉、

・「そもそも」

・「訓練(している、されているか、いないか)」

足元から、このようなことは、あたりまえのことであり、大事なことのような気がしています。